声かけの意味と上手く声かけするためのポイント
患者への声かけは、コミュニケーションを取るためには欠かせないものです。しかし、一見誰にでもできそうなことでも、患者一人ひとりに合わせた声かけとなると難しく、「上手く会話が続かない」と悩む看護師も少なくありません。そもそも声かけの目的は、主に「情報を得る」「信頼関係を形成する」「安心してもらう」の3つです。
カルテを読めば基本的な情報を得ることができますが、体調は直接患者に確認しないとわかりません。また、コミュニケーションを取って患者と信頼関係を築くことで、カルテには書かれていない多くの情報を得られる可能性もあります。
そして、病気や怪我で不安になっている患者が、信頼している看護師から声をかけられることにより元気になったり、安心感を得たりすることも多いです。そのため、声かけは大切な役割を担っていると言えるでしょう。
声かけにはポイントがあり、それを押さえるだけでもコミュニケーションが取りやすくなります。そのポイントとは、「傾聴」「リフレイン」の2つです。
傾聴とは、耳だけではなく目や心を相手に傾けて熱心に聞くことを言います。話を傾聴したときは、シンプルに「そうなんですね」と返したり、話の内容をまとめて「○○さんは××なんですね」と返答したりなど、話の内容を評価せずにそのまま受け止めることが重要です。
リフレインとは、患者の話をくり返す方法のことを指します。話の内容を受け止めたことを伝える方法で、「辛い」と言われたら「辛いんですね」と返すのです。「実は○○が理由で辛い」などと話を次につなげ、掘り下げて聞きやすくなります。